マツモトセンノウ(松本仙翁)

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センノウは古い時代に中国から渡来した花です。
京都の仙翁寺(せんのうじ)にあった花なので、センノウの名が付けられたそうです。
中国産のセンノウは、今では滅多にお目にかかれない幻の花となってしまったようですが、日本には「マツモトセンノウ」「エンビセンノウ」「フシグロセンノウ」などのセンノウが自生しています。

マツモトセンノウ(松本仙翁)
マツモトセンノウは、九州の阿蘇に自生するセンノウですが、自生地の花は自然遷移や草地の開発等の理由により個体数が減少し、絶滅が危惧されています。(レッドデータブック 絶滅危惧IB類。)
園芸店などで見られる花は、園芸用に改良されたものだそうで、花色は赤、白、桃、縞花などが存在します。

マツモトセンノウ(松本仙翁)
▲花径4cmほどの大輪。
花弁の先は細かく、不規則に切れ込んでいます。
とても鮮やかな紅色で、花壇の中で一際目立ちます。
花弁の表面には、ラメを散りばめたような光沢があり、光に照らされるとキラキラと光ります。

マツモトセンノウ(松本仙翁)
▲深緑の葉には細かい毛が密生していています。

マツモトセンノウ(松本仙翁)
▲葉裏は赤褐色を帯びています。

センノウ類は実生、挿し芽で容易に増やせます。
8月頃には結実しますので、種子を採りまきすれば、翌年花が見られます。
写真の花も、種子から育てたものです。

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マツモトセンノウ(松本仙翁、ツクシマツモト)
Lychnis sieboldii(=Silene sieboldii)
分類:ナデシコ科センノウ属 多年草
花期:6〜7月
草丈:30〜50cm

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