苔の花

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苗置き場の苗の多くは地上部が枯れ、変化が乏しい季節です。
その中に、青々とひときわ目立つ苗を発見!

苔の花
▲苔に花が咲いています。
花が少ない今の季節、こんな何気ないものでも、とても嬉しい気持ちになります。

このポットには、もともとは「マキノスミレ」を植えていました。
スミレはいつの間にか消えてしまいましたが、その置土産のようにして苔が生え、広がり、満開になりました。
この苔は「ハリガネゴケ」です。
針金のような細くて赤い茎が真っ直ぐに立ち、その先に緑色の粒がうつむくように咲いています。

苔の胞子体(朔・さく) 苔の花
▲左の写真はちょっとピンボケですが、虫眼鏡を使って接写してみました。

「苔の花」と書きましたが、本当は苔には花が咲きません。
花のように見える緑色の粒は「朔(さく)」と呼ばれるもので、ここには繁殖のための胞子が詰まっています。

「苔の花」とは朔を花に見立てたもので、夏(6月)の季語としても使われる言葉です。
雨が多くなる6月頃、朔は茶色に色付いて、熟した胞子を飛ばします。

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ハリガネゴケ(針金苔)
Bryum capillare
ハリガネゴケ科ハリガネゴケ属 蘚類

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