白花のキイイトラッキョウ

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白花のキイイトラッキョウとイタチガヤの寄せ植えです。

キイイトラッキョウとイタチガヤの寄せ植え
キイイトラッキョウは、本州の一部に地域に分布するラッキョウの仲間です。
イトラッキョウの変種で、和歌山県に多いことから「紀伊」の名があります。
本来は薄紫色の花が咲くのですが、写真は希に見られる白花です。

キイイトラッキョウの白花
野草店などで「イトラッキョウ」とか「チシマラッキョウ」という名前で出回っているものは、実際にはこの「キイイトラッキョウ」であることが少なくないようです。
実際に、私が写真の花を買い求めた時も、名札には「イトラッキョウ」と書いてあったのです。
しかも本来の薄紫ではなく純白の花が咲いたので、驚いてしまいました。

庭ではヤマラッキョウと同じ頃、11月下旬から咲き始めます。
イトラッキョウと比べると草丈はやや大きめで、栽培が容易でよく増えます。

キイイトラッキョウの白花
キイイトラッキョウの白花
▲キイイトラッキョウの特徴は、シベが長く突き出た花の形。
イトラッキョウが上を向いてパッと開いているのに対し、キイイトラッキョウは半開きの状態でうつむいて咲きます。

花が咲いていれば両者の違いは容易に見分けられますが、花がない時は葉を切断して見分けます。
キイイトラッキョウの場合は葉の断面に空洞があり、イトラッキョウの葉には空洞がありません。
細かくて私のカメラでは撮れませんでしたが、肉眼でも確認できます。

とは言っても、お店に売っている苗をちぎったりはできませんから、こういう紛らわしいものは花が咲いている時期に買うのが一番良いかもしれませんね。

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キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韮)
Allium virgunculae var. kiiense
分類:ユリ科ネギ属 多年草
花期:10〜12月

参考文献

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