ハマボッス(浜払子)

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ハマボッス(浜払子)
庭のハマボッスがたくさん咲きました。
海岸の岩場などに生えるサクラソウ科の野草です。

名は「浜に生える払子」の意味。
聞き慣れない「払子(ほっす)」というのはお坊さんが使う道具のことで、掃除の時に使うハタキのような形をしています。
殺生を禁じられているお坊さんが、ハエなどの虫を払うために使っていたのだそう。
白い小花が房のようになって咲く様子を、その「払子」に見立てたのでしょう。

ハマボッスの花
▲1cmくらいの白い小花。
ひとつひとつの花は小さくて目立ちませんがたくさん咲きます。
花後に果実ができて色付き、花期よりも目立つ存在になります。

ハマボッスのツヤのある葉
▲茎が赤く、葉は厚みがあり艶やか。

海岸性の植物は、例えば「ハマナデシコ」などもそうですが、葉が肉質で光沢のあるものがよくあります。
この光沢は「クチクラ層」と呼ばれる葉の表面を覆う膜によるもので、髪の毛のキューティクルのようなもの。
過酷な環境に生える海岸植物の身を守る術なのですね。

ハマボッスはとても丈夫で、害虫もほとんどつきません。
秋に実からタネをとってまけば、翌々年には開花します。

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ハマボッス(浜払子)
Lysimachia mauritiana
分類:サクラソウ科オカトラノオ属 二年草

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